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田中奈津子「隔離された絵画 カタログ」
商品説明
田中奈津子「隔離された絵画カタログ」
2023年3月21日 発行
h.29.7 × w.21cm
オフセット印刷,中綴じ40p.
日本語/インドネシア語
[編集]田中奈津子・Gallery PARC
[発行]隔離された絵画アーカイブプロジェクト実行委員会
[執筆]真武 真喜子(インディペンデントキュレーター / Operation Table)、Leonhard Bartolomeus(山口情報芸術センター学芸員)、Ugeng T. Moetidjo(造形作家、著述家)、小吹 隆文(美術ライター)、羽鳥 悠樹(九州芸文館学芸員)
[翻訳]板井 史織
[翻訳協力]横須賀 智美、Amy Zahrawaan、Leonhard Bartolomeus、Sinta Hardjianto
[協力]galerie16、Operation Table
Artist:Tanaka Natsuko
Lukisan Yang Dikarantina
h.29.7 × w.21cm
40p.
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作家テキスト
2020年4月に新型コロナウイルスの感染拡大が始まるなか、追い立てられるように成田から飛行機に乗った。ジャカルタに到着したその日に厳しい社会制限が開始され、私のインドネシアでの生活がスタートした。
ショッピングモール、飲食店、会社は閉鎖され、がらんどうの街の中でできるのは散歩だけだった。
その後、社会状況を受けながら、ジャカルタの街は規制を厳しくしたり弛めたりして、迷いの中2020年が過ぎた印象だった。
自分自身も色々な変化に呆気に取られて、あまり作品も作れずにその年を終えた。パンデミック下に見知らぬ街に外国人が引っ越すことは、想像も追いつかないほどハードな出来事だった。
2021年4月、日本への一時帰国の際、そろそろ作品を作らなくては、と思考(試行)を始めた。 帰国して二週間隔離しなければならないのが制作にはネックだった。そこでむしろその期間を利用してその環境でしかできない展覧会をしてはどうだろうかと考え、「隔離された絵画-Lukisan Yang Dikarantina」プロジェクトを始めた。
(中略)
本カタログは2023年3月コロナウイルス感染症が収束へと向かいつつある現在に、それらの活動をまとめ日本人、インドネシア人の批評文も加えて「隔離された絵画 - Lukisan Yang Dikarantina」とは何であったのか、ひいては現代美術の観点から私たちにとって「コロナ」とは何であったのかを振りかえるものである。
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作家ウェブサイト|Artist's Website
https://natsunique.tumblr.com
田中奈津子「隔離された絵画 カタログ」
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